不動産の名義変更は離婚前？離婚後？
「不動産の名義変更はいつ行うべきなのかな」
「家の名義変更ってするべきなのかな」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、離婚時に名義変更が必要な理由と、名義変更を行うタイミングについてご紹介します。
名義変更でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
□離婚時に名義変更が必要な理由とは？
そもそも、なぜ離婚時に名義変更が必要なのでしょうか。
家の名義は、主に、夫の単独名義か、夫婦共有名義か、妻の単独名義になっていることが多いです。
夫の単独名義や、妻の単独名義になっている場合、家の名義人がそのまま住み続けることには何ら問題はありません。
しかし、夫婦共有名義になっている場合において、離婚後にどちらかが住み続けるとなったら、名義変更する必要が出てきます。
それは、例えば離婚後に売却をしたくなったとしても、名義を持つ全員の同意がなければ売却できないからです。
そのため、夫婦共有名義になっている不動産において、離婚時に名義を変更することはとても重要なのです。
□離婚前って名義変更できるの？
では、名義変更は、離婚の前か後、どちらに行うべきでしょうか。
結論から申しますと、離婚前に財産分与による不動産の名義変更はできません。
その理由について以下で解説します。
財産分与を原因とする所有権移転登記は、具体的な日付が登記簿に記載されます。
この具体的な日付には、離婚届の提出日と財産分与協議の成立日のいずれか遅い方の日付を入力することになります。
例えば、離婚届を提出した後に財産分与協議が成立した場合は財産分与成立日、財産分与協議が成立した後に離婚届を提出した場合は離婚届提出日となります。
つまり、不動産の名義変更は、離婚をした後しか申請できないのです。
そのため、離婚の前に不動産の名義変更はできないということになります。
□まとめ
今回は、離婚時に名義変更が必要な理由と、名義変更を行うタイミングについてご紹介しました。
離婚後に大きなトラブルを生じさせないためにも、夫婦共有名義となっている場合は名義変更をすると良いでしょう。
また、不動産の名義変更を行うのは基本的には離婚後になります。
いつ名義変更をするかを話し合って把握しておくことをおすすめします。
売却に関することで分からないことや気になることがありましたら、 お気軽に当社までお問い合わせください。
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