離婚したらマンション売却する必要があるの？売却しないリスクとは？

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2021.08.31 不動産ブログ

この記事をお読みの方の中には、離婚が決まっている方や離婚したばかりの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は離婚したら現在の物件を売る必要があるか疑問に思われるかもしれません。
本記事では、離婚したらマンション売却する必要があるかや売却しない際のリスクについて解説します。
ぜひご一読ください。

□離婚後にマンションを売却しないメリットは？

離婚をする際に、マンションを保有していた夫婦であれば、その対処に困られると思います。
財産分与の対象になりますが、名義や保証人などの問題からも分割が非常に複雑でしょう。
そのままマンションを売却せずに持っておきたいという方も多くいらっしゃいます。
そこでここでは、マンションを売却しないメリットをご紹介します。

1つ目のメリットは、生活環境を維持できる点です。
特にお子さんがいらっしゃる場合、生活環境を変える必要がないことは大きなメリットです。
通勤や通学路もそのままですし、引っ越しに関する手間や時間も要りません。

2つ目のメリットは、金銭的な負担をしなくて済むことです。
引っ越しをしない分、まとまった出費を抑えられるでしょう。
引っ越しをするとなると、新居の家具や家電、敷金礼金や家賃などが必要になります。

□売却しないとリスクがあります

上記では、離婚後もマンションに住み続けることのメリットをご紹介しました。
ただ、売却せずに住み続けることはリスクも伴います。

1つ目のリスクは、売却の自由が利かなくなることです。
マンションを売却する時には、名義人本人の意思が必須です。
例えば、マンションが夫と妻の共有名義で夫のみ家を出ていく場合、後に妻がマンションを売却したいと思っても、夫の同意がなければ売却できません。
連絡できない状況の場合などは、自由に売却できないことにつながります。

2つ目のリスクは、名義人がローンを払わなくなることです。
不動産の名義は変更できても、ローンの名義変更は難しいことがとても多いです。
パートナーが名義人になっていて、滞納をしてしまうと連帯保証人に返済の命令が来てしまいます。

3つ目のリスクは、財産分与でのトラブルです。
結婚後に購入したマンションは、財産分与の対象です。
しかし、マンションはそのままでは分割することが非常に難しいです。
そのためトラブルを防ぐために、マンションを売却して現金化していただいた方が良いです。